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株を学ぶ / 売買の手法

割安株(バリュー株)

会社の実力より株価が安く放置されている株。安い理由があるだけの場合もある。

ひとことで言うと

会社の実力に比べて、株価が安く放置されている株のことです。

もう少しくわしく

1万円の価値がある品物が、3,000円で売られている。これを見つけて買うのが割安株投資の考え方です。

判断には、次の指標が使われます。

指標 割安とされる目安
PER 低い(15倍以下)
PBR 1倍以下
配当利回り 高い(3%以上)

PBR1倍とは、「会社をたたんで財産を分けたときの金額」と株価が同じという意味です。1倍を割っていれば、理屈の上では財産の額より安く買えることになります。

日本株には、このPBR1倍割れの会社が数多くあります。2023年には東京証券取引所が、PBR1倍を下回る企業に改善を要請しました。

割安株の特徴は、成長株と正反対です。

  • 成熟した業種が多い(銀行、商社、鉄鋼、建設、化学)
  • 配当を出している会社が多い
  • 株価の上下が比較的おだやか
  • 話題になりにくい

実際の数字で見る

割安株の考え方を、数字で見ます。

金額
株価 1,200円
BPS(1株あたり純資産) 2,000円
PBR 0.6倍
EPS(1株あたり利益) 150円
PER 8倍
1株あたり配当 48円
配当利回り 4.0%

財産の6割の値段で買え、利益の8年分で元が取れ、年4%の配当が入る。数字だけを見れば魅力的です。

ではなぜ、こんな値段で放置されているのか。ここが割安株投資の核心です。

ここに注意

安いのには理由があります。その理由が解消されるかどうかで、結果が変わります。

株価が安い理由は、おおむね次のどれかです。

理由 見込み
一時的な悪材料で売られすぎた 解消しうる。狙い目
地味な業種で注目されていない 解消しうる
構造的に衰退する業種にいる 解消しない
経営陣に株主への意識がない 解消しない
不祥事や訴訟を抱えている 内容による

後半の3つに当てはまる会社は、10年前から割安で、10年後も割安のままという状態になります。これをバリュートラップ(割安の罠)と呼びます。

配当利回り4%に惹かれて買っても、株価が年5%ずつ下がっていけば、受け取る配当以上に資産が減ります。

見分けるための問いは、次の1つです。

この会社の利益は、5年後も今の水準を保てるか。

保てるなら、割安は解消される可能性があります。保てないなら、株価が下がっているのは市場が正しく評価しているということです。

判断の材料になるのは、次の点です。

割安株投資には、もう一つ性質があります。時間がかかります。

市場が誤りに気づくまで、何年もかかることがあります。買った翌月に上がることは期待できません。数年単位で持てる資金でなければ、この手法は使えません。

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稼ぐ力のわりに株価が安い会社

会社が1年で稼ぐ利益に対して、株価が何倍かを示すPERが低い順です。

順位会社PER
1 信金中央金庫 その他 3.1 倍
2 加藤製作所 機械 3.2 倍
3 電算 情報・通信業 3.4 倍

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安いのには理由があることがほとんどです。利益が減り続けている会社はPERが低く見えます。安さだけで選ぶと「バリュートラップ」に陥ります。

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最終更新
2026-09-16