第一ライフグループ 87500
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この数字を、どう読むか
財産のうち、いくらが借りたお金か
会社が持っている財産は74.2 兆円です。そのうち69.9 兆円は借りたお金や後で払う予定のお金で、自前の財産は4.3 兆円になります。
この自前の割合が自己資本比率で、5.7%です。高いほど、業績が悪化しても会社が行き詰まりにくくなります。
保険業の真ん中は18.6%なので、それより低い水準です。同じ保険業の14社の中では12位です。
銀行や不動産、リースのように、借りたお金で商売をするのが普通の業種では、この比率は低く出ます。業種をまたいだ比較には向きません。
何人でその売上をつくっているか
グループ全体で60,138人が働いています。
そのうち親会社で働いているのは702人で、残りの59,436人は子会社にいます。事業の多くを子会社が担っている形です。
自前のお金を、1年でどれだけ増やせたか
ROEは11.1%です。自前の財産100円につき、1年で11.1円の利益を生んだ、という意味になります。
保険業の真ん中は9.9%なので、それより高い水準です。同じ保険業の13社の中では5位です。
日本では8%が一つの目安とされます。ただし借金を増やして自前の財産を小さくしてもROEは上がるため、自己資本比率と合わせて見ないと判断を誤ります。
株価は、その数字に対して高いか安いか
PERは15.0倍です。今の利益が毎年そのまま続くとすれば、買った金額を利益で取り戻すのに約15年かかる、という見方をします。
保険業の真ん中は17.1倍です。同じ業種でも、これから伸びると見られている会社ほど高くなります。
PBRは1.53倍です。自前の財産に対して株価が何倍かを表します。1倍を上回っており、帳簿上の正味の財産より高い値段がついています。
どちらも「安いから良い」とは限りません。安いのは、市場がこの先の利益を厳しく見ているからかもしれないためです。
株を持っているともらえるお金
1株につき年54.5円の配当が出ています。
今の株価で100万円分を買った場合、配当が同じなら1年でおよそ30,418円を受け取る計算です(税引前・配当利回り3.04%)。
保険業の真ん中は2.88%なので、それより高い水準です。同じ保険業の12社の中では5位です。
利益のうち45.5%を配当に回しています(配当性向)。残りは会社に残り、設備や事業に使われます。
そこで働いている人
平均年間給与は1,142.6 万円です。賞与や残業代などを含んだ、1年間に支払われた金額の平均になります。
保険業の真ん中は884.5 万円なので、それより高い水準です。同じ保険業の12社の中では5位です。
平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は10.0年です。
この3つは【提出会社(親会社)】だけの数字です。子会社を含めたグループ全体の平均ではありません。持株会社のように親会社の社員が数百人しかいない会社では、グループ全体の姿とは大きく違うことがあります。
どこが、どう危ないか
どれくらい荒く動くか 危なさ ふつう
1年で上下する幅は、ならすと30%ほどです。数字が大きいほど、短い期間で大きく動きます。
この約5年のあいだで、いちばん大きく下がったのは2025-03-27から2025-04-07にかけての30.2%です。高いところで買っていれば、それだけ含み損になった計算になります。
これは【実際に起きたこと】で、この先の下落幅を示すものではありません。もっと下がることも、下がらないこともあります。
財務に余力があるか 危なさ 高い
会社の財産のうち、借金でない部分が5.7%です。高いほど、業績が悪化したときに持ちこたえる力があります。
借りたお金への依存が大きい状態です。ただし銀行・不動産・電力のように、比率が低いのが普通の業種もあります。同じ業種の会社と比べてください。
利益は安定しているか 危なさ 低い
記録のある5期のうち、最終的に黒字だったのは5期です。
この期間はすべて黒字でした。ただし、この先も黒字が続くとは限りません。
会社の大きさ 危なさ 低い
会社全体をいくらで買えるかという値段です。大きい会社ほど多くの人が売り買いしており、一部の売買で株価が跳ねることは起きにくくなります。
ただし大きいことは、安全を意味しません。大きい会社でも株価は下がります。
売りたいときに売れるか 危なさ 低い
1日にどれだけの金額が売買されているかです。少ない銘柄は、売りたいときに買い手が見つからず、思った値段で売れないことがあります。
5期でどう変わったか
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経常利益 | 5,909 億円 | 3,875 億円 | 5,390.1 億円 | 7,557.3 億円 | 7,536.9 億円 |
| 当期純利益 | 4,093.5 億円 | 1,737.3 億円 | 3,207.7 億円 | 4,584.1 億円 | 4,366 億円 |
| 純資産 | 4.2 兆円 | 2.7 兆円 | 4 兆円 | 3.6 兆円 | 4.3 兆円 |
| 自己資本比率 | 6.4% | 4.3% | 5.9% | 5.2% | 5.7% |
当期純利益はこの5期で4,093.5 億円から4,366 億円へ、6.7%増えました。
自己資本比率は6.4%から5.7%で、大きくは変わっていません。
この会社の数字
| 項目 | 金額・比率 | 意味 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 商品やサービスを売って入ってきたお金の総額。 |
| 営業利益 | — | 本業だけで稼いだ利益。ここが赤字なら本業に問題がある |
| 経常利益 | 7,536.9 億円 | 本業に加え、利息など本業以外も含めた利益 |
| 当期純利益 | 4,366 億円 | 税金を払ったあと、最終的に会社に残った利益 |
| 総資産 | 74.2 兆円 | 会社が持っている財産の総額。借りたお金も含む |
| 純資産 | 4.3 兆円 | 総資産から借金を引いた、正味の財産 |
| 自己資本比率 | 5.7% | 財産のうち借金でない割合。高いほど倒れにくい |
| ROE | 11.1% | 預かったお金を1年で何%増やせたか。8%以上が一つの目安 |
| PBR | 1.53倍 | 正味の財産に対して株価が何倍か。1倍割れは割安とされる |
| 1株あたり配当 | 54.5 円 | 株1つにつき、1年でもらえるお金 |
| 配当利回り | 3.04% | 今の株価で買った場合、1年でもらえる配当の割合 |
| 従業員数 | 60,138 人 | グループ全体で働いている人数(連結) |
| 平均年間給与 | 1,142.6 万円 | 親会社の社員1人あたり。賞与や残業代を含む |
| 平均年齢 | 39.0 歳 | 親会社の社員の平均。グループ全体ではない |
| 平均勤続年数 | 10.0 年 | 親会社の社員の平均。長いほど人が定着している |
気をつけて見ておきたい点
経常利益は前の年より0.3%減っています(連結決算どうしの比較)。減り続けていないか、次の決算を確かめてください。
自己資本比率が5.7%と低く、借りたお金への依存が大きい状態です。業種によっては普通のこともありますが、業績が悪化したときの余力は小さくなります。
記録のある期間に、配当を減らした年があります。配当を目当てに持ち続けるなら、その理由を確認してください。
- 株価データ
- JPX 日本取引所グループ(J-Quants API)/2026-10-30 大引け時点
- 財務データ
- 金融庁 EDINET 提出の有価証券報告書(2026-03-31期)より自動取得
- 最終更新
- 2026-10-30
- 作成方法
- 数値の抽出・計算はすべてプログラムによる自動処理です。