丸紅 80020
現在、当サイトのいずれの条件にも該当していません。公開されている財務データをそのまま掲載しています。
この数字を、どう読むか
どれくらいの大きさの会社か
1年間の売上収益は8.3 兆円でした。365日で割ると、1日あたり226.5 億円が入ってくる計算になります。
この会社は「売上高」ではなく「売上収益」という名前で報告しています。国際会計基準(IFRS)での言い方です。どちらも意味は同じで、1年間に入ってきたお金の総額です。
売上収益は会社の大きさをいちばん素直に表す数字です。同じ卸売業の274社の中では5位です。
何人でその売上をつくっているか
グループ全体で52,658人が働いています。このほかにパート・アルバイトなどが平均7,171人います(有価証券報告書の「平均臨時雇用人員」)。
そのうち親会社で働いているのは4,225人で、残りの48,433人は子会社にいます。事業の多くを子会社が担っている形です。
売上を人数で割ると、社員1人あたり1.6 億円になります。少ない人数で大きな売上を立てる商売か、人手をかける商売かが、ここに出ます。
卸売業の真ん中は9,972.8 万円なので、それより高い水準です。同じ卸売業の274社の中では78位です。
ただし、仕入れた物を右から左へ売る商売では、働く人が少なくてもこの数字は大きく出ます。働きぶりの良し悪しを表すものではありません。
財産のうち、いくらが借りたお金か
会社が持っている財産は10.5 兆円です。そのうち6.2 兆円は借りたお金や後で払う予定のお金で、自前の財産は4.4 兆円になります。
この自前の割合が自己資本比率で、41.4%です。高いほど、業績が悪化しても会社が行き詰まりにくくなります。
卸売業の真ん中は50.5%なので、それより低い水準です。同じ卸売業の274社の中では191位です。
銀行や不動産、リースのように、借りたお金で商売をするのが普通の業種では、この比率は低く出ます。業種をまたいだ比較には向きません。
自前のお金を、1年でどれだけ増やせたか
ROEは13.6%です。自前の財産100円につき、1年で13.6円の利益を生んだ、という意味になります。
卸売業の真ん中は8.2%なので、それより高い水準です。同じ卸売業の262社の中では48位です。
日本では8%が一つの目安とされます。ただし借金を増やして自前の財産を小さくしてもROEは上がるため、自己資本比率と合わせて見ないと判断を誤ります。
株価は、その数字に対して高いか安いか
PERは15.1倍です。今の利益が毎年そのまま続くとすれば、買った金額を利益で取り戻すのに約15年かかる、という見方をします。
卸売業の真ん中は13.7倍です。同じ業種でも、これから伸びると見られている会社ほど高くなります。
PBRは1.88倍です。自前の財産に対して株価が何倍かを表します。1倍を上回っており、帳簿上の正味の財産より高い値段がついています。
どちらも「安いから良い」とは限りません。安いのは、市場がこの先の利益を厳しく見ているからかもしれないためです。
株を持っているともらえるお金
1株につき年107.5円の配当が出ています。
今の株価で100万円分を買った場合、配当が同じなら1年でおよそ21,615円を受け取る計算です(税引前・配当利回り2.16%)。
卸売業の真ん中は2.77%なので、それより低い水準です。同じ卸売業の256社の中では184位です。
利益のうち32.5%を配当に回しています(配当性向)。残りは会社に残り、設備や事業に使われます。
記録のある5期のあいだ、配当を減らしていません。
そこで働いている人
平均年間給与は1,784.4 万円です。賞与や残業代などを含んだ、1年間に支払われた金額の平均になります。
卸売業の真ん中は685.6 万円なので、それより高い水準です。同じ卸売業の272社の中では5位です。
平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は17.8年です。
この3つは【提出会社(親会社)】だけの数字です。子会社を含めたグループ全体の平均ではありません。持株会社のように親会社の社員が数百人しかいない会社では、グループ全体の姿とは大きく違うことがあります。
どこが、どう危ないか
どれくらい荒く動くか 危なさ ふつう
1年で上下する幅は、ならすと35%ほどです。数字が大きいほど、短い期間で大きく動きます。
この約5年のあいだで、いちばん大きく下がったのは2024-07-17から2025-04-07にかけての37.6%です。高いところで買っていれば、それだけ含み損になった計算になります。
これは【実際に起きたこと】で、この先の下落幅を示すものではありません。もっと下がることも、下がらないこともあります。
財務に余力があるか 危なさ ふつう
会社の財産のうち、借金でない部分が41.4%です。高いほど、業績が悪化したときに持ちこたえる力があります。
利益は安定しているか 危なさ 低い
記録のある5期のうち、最終的に黒字だったのは5期です。
この期間はすべて黒字でした。ただし、この先も黒字が続くとは限りません。
会社の大きさ 危なさ 低い
会社全体をいくらで買えるかという値段です。大きい会社ほど多くの人が売り買いしており、一部の売買で株価が跳ねることは起きにくくなります。
ただし大きいことは、安全を意味しません。大きい会社でも株価は下がります。
売りたいときに売れるか 危なさ 低い
1日にどれだけの金額が売買されているかです。少ない銘柄は、売りたいときに買い手が見つからず、思った値段で売れないことがあります。
株価と業績を、並べて見る
株価は2021-09-22から2026-10-30まで、連結決算の5期分の売上高と並べています。棒の幅は、その決算期が指している1年間です。
この期間に株価は885円から4,929円へ、456.9%上がりました。
いちばん高かったのは2026-04-08の6,119円、いちばん安かったのは2021-09-22の885円です。
同じ期間に売上高は2022年3月期から2026年3月期にかけて2.9%減っています。株価と業績が同じ向きに動いているとは限りません。
ここに書いてあるのは、過去に起きたことだけです。 この先どうなるかについては、当サイトは何も申し上げません。
5期でどう変わったか
連結決算の5期分です。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 8.5 兆円 | 9.2 兆円 | 7.3 兆円 | 7.8 兆円 | 8.3 兆円 |
| 当期純利益 | 4,243.2 億円 | 5,430 億円 | 4,714.1 億円 | 5,029.6 億円 | 5,438.5 億円 |
| 純資産 | 2.2 兆円 | 2.9 兆円 | 3.5 兆円 | 3.6 兆円 | 4.4 兆円 |
| 自己資本比率 | 27.2% | 36.2% | 38.8% | 39.4% | 41.4% |
売上高はこの5期で8.5 兆円から8.3 兆円へ、2.9%減りました。
当期純利益はこの5期で4,243.2 億円から5,438.5 億円へ、28.2%増えました。
自己資本比率は27.2%から41.4%へ厚くなっています。
この会社の数字
| 項目 | 金額・比率 | 意味 |
|---|---|---|
| 売上高この会社は「売上収益」として報告 | 8.3 兆円 | 1年間に会社へ入ってきたお金の総額。国際会計基準(IFRS)での言い方です。 |
| 営業利益 | — | 本業だけで稼いだ利益。ここが赤字なら本業に問題がある |
| 税引前利益 | 6,644.6 億円 | 税金を払う前の利益。IFRS採用企業には経常利益がないため、これを使います |
| 当期純利益 | 5,438.5 億円 | 税金を払ったあと、最終的に会社に残った利益 |
| 総資産 | 10.5 兆円 | 会社が持っている財産の総額。借りたお金も含む |
| 純資産 | 4.4 兆円 | 総資産から借金を引いた、正味の財産 |
| 自己資本比率 | 41.4% | 財産のうち借金でない割合。高いほど倒れにくい |
| ROE | 13.6% | 預かったお金を1年で何%増やせたか。8%以上が一つの目安 |
| PBR | 1.88倍 | 正味の財産に対して株価が何倍か。1倍割れは割安とされる |
| 1株あたり配当 | 107.5 円 | 株1つにつき、1年でもらえるお金 |
| 配当利回り | 2.16% | 今の株価で買った場合、1年でもらえる配当の割合 |
| 従業員数 | 52,658 人 | グループ全体で働いている人数(連結) |
| 平均年間給与 | 1,784.4 万円 | 親会社の社員1人あたり。賞与や残業代を含む |
| 平均年齢 | 42.5 歳 | 親会社の社員の平均。グループ全体ではない |
| 平均勤続年数 | 17.8 年 | 親会社の社員の平均。長いほど人が定着している |
- 株価データ
- JPX 日本取引所グループ(J-Quants API)/2026-10-30 大引け時点
- 財務データ
- 金融庁 EDINET 提出の有価証券報告書(2026-03-31期)より自動取得
- 最終更新
- 2026-10-30
- 作成方法
- 数値の抽出・計算はすべてプログラムによる自動処理です。