日本電気硝子 52140
この銘柄は 中期の道標 の条件に該当しています。おすすめではありません。条件に合致した事実と、その理由を示しています。
この数字を、どう読むか
どれくらいの大きさの会社か
1年間の売上高は3,114 億円でした。365日で割ると、1日あたり8.5 億円が入ってくる計算になります。
売上高は会社の大きさをいちばん素直に表す数字です。同じガラス・土石製品の49社の中では7位です。
何人でその売上をつくっているか
グループ全体で5,218人が働いています。
そのうち親会社で働いているのは1,778人で、残りの3,440人は子会社にいます。事業の多くを子会社が担っている形です。
売上を人数で割ると、社員1人あたり5,967.8 万円になります。少ない人数で大きな売上を立てる商売か、人手をかける商売かが、ここに出ます。
ガラス・土石製品の真ん中は4,089.2 万円なので、それより高い水準です。同じガラス・土石製品の49社の中では11位です。
ただし、仕入れた物を右から左へ売る商売では、働く人が少なくてもこの数字は大きく出ます。働きぶりの良し悪しを表すものではありません。
売ったお金のうち、いくら残るか
1,000円を売って、本業の儲けとして残るのは110円です(営業利益率11.0%)。
ガラス・土石製品の真ん中は8.6%なので、それより高い商売です。同じガラス・土石製品の49社の中では17位です。
利益率が低い商売は、たくさん売らないと利益が積み上がりません。逆に高ければ、売上が少なくても利益は残ります。どちらが良い悪いではなく、業種によって水準がまったく違います。
税金などを引いたあと、最終的に会社に残るのは1,000円あたり95円です(当期純利益率9.5%)。
本業で稼いだか、それ以外か
経常利益は営業利益より36.1 億円多くなっています。差額は本業以外から来た利益です。受取利息・配当金、為替差益、子会社や関連会社の利益の取り込みなどが主な中身です。
財産のうち、いくらが借りたお金か
会社が持っている財産は7,014.1 億円です。そのうち2,052.3 億円は借りたお金や後で払う予定のお金で、自前の財産は4,961.8 億円になります。
この自前の割合が自己資本比率で、70.2%です。高いほど、業績が悪化しても会社が行き詰まりにくくなります。
ガラス・土石製品の真ん中は65.0%なので、それより高い水準です。同じガラス・土石製品の49社の中では21位です。
銀行や不動産、リースのように、借りたお金で商売をするのが普通の業種では、この比率は低く出ます。業種をまたいだ比較には向きません。
自前のお金を、1年でどれだけ増やせたか
ROEは6.1%です。自前の財産100円につき、1年で6.1円の利益を生んだ、という意味になります。
ガラス・土石製品の真ん中は7.8%なので、それより低い水準です。同じガラス・土石製品の44社の中では31位です。
日本では8%が一つの目安とされます。ただし借金を増やして自前の財産を小さくしてもROEは上がるため、自己資本比率と合わせて見ないと判断を誤ります。
株価は、その数字に対して高いか安いか
PERは15.1倍です。今の利益が毎年そのまま続くとすれば、買った金額を利益で取り戻すのに約15年かかる、という見方をします。
ガラス・土石製品の真ん中は14.1倍です。同じ業種でも、これから伸びると見られている会社ほど高くなります。
PBRは0.90倍です。自前の財産に対して株価が何倍かを表します。1倍を下回っており、市場がつけている値段が、帳簿上の正味の財産より小さい状態です。
どちらも「安いから良い」とは限りません。安いのは、市場がこの先の利益を厳しく見ているからかもしれないためです。
株を持っているともらえるお金
1株につき年150.0円の配当が出ています。
今の株価で100万円分を買った場合、配当が同じなら1年でおよそ26,068円を受け取る計算です(税引前・配当利回り2.61%)。
ガラス・土石製品の真ん中は2.75%なので、それより低い水準です。同じガラス・土石製品の43社の中では24位です。
利益のうち39.2%を配当に回しています(配当性向)。残りは会社に残り、設備や事業に使われます。
記録のある5期のあいだ、配当を減らしていません。
そこで働いている人
平均年間給与は738 万円です。賞与や残業代などを含んだ、1年間に支払われた金額の平均になります。
ガラス・土石製品の真ん中は693.2 万円なので、それより高い水準です。同じガラス・土石製品の47社の中では15位です。
平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は20.0年です。長く働き続ける人が多い会社です。
この3つは【提出会社(親会社)】だけの数字です。子会社を含めたグループ全体の平均ではありません。持株会社のように親会社の社員が数百人しかいない会社では、グループ全体の姿とは大きく違うことがあります。
どこが、どう危ないか
どれくらい荒く動くか 危なさ やや高い
1年で上下する幅は、ならすと48%ほどです。数字が大きいほど、短い期間で大きく動きます。
この約5年のあいだで、いちばん大きく下がったのは2026-04-27から2026-08-03にかけての46.4%です。高いところで買っていれば、それだけ含み損になった計算になります。
これは【実際に起きたこと】で、この先の下落幅を示すものではありません。もっと下がることも、下がらないこともあります。
財務に余力があるか 危なさ 低い
会社の財産のうち、借金でない部分が70.2%です。高いほど、業績が悪化したときに持ちこたえる力があります。
利益は安定しているか 危なさ ふつう
記録のある5期のうち、最終的に黒字だったのは4期です。
黒字の年と赤字の年があります。業績の振れが大きい業種か、何か事情があった期があるか、上の「株価と業績を、並べて見る」で時期を確かめてください。
会社の大きさ 危なさ ふつう
会社全体をいくらで買えるかという値段です。大きい会社ほど多くの人が売り買いしており、一部の売買で株価が跳ねることは起きにくくなります。
ただし大きいことは、安全を意味しません。大きい会社でも株価は下がります。
売りたいときに売れるか 危なさ やや低い
1日にどれだけの金額が売買されているかです。少ない銘柄は、売りたいときに買い手が見つからず、思った値段で売れないことがあります。
株価と業績を、並べて見る
株価は2021-09-22から2026-10-30まで、連結決算の5期分の売上高と並べています。棒の幅は、その決算期が指している1年間です。
この期間に株価は2,377円から4,979円へ、109.5%上がりました。
いちばん高かったのは2026-04-30の8,145円、いちばん安かったのは2023-01-16の2,337円です。
同じ期間に売上高は2021年12月期から2025年12月期にかけて6.6%増えています。株価と業績が同じ向きに動いているとは限りません。
色の変わっている棒は、最終的に赤字だった決算期です(2023年12月期)。
ここに書いてあるのは、過去に起きたことだけです。 この先どうなるかについては、当サイトは何も申し上げません。
5期でどう変わったか
連結決算の5期分です。ゼロの線より下に伸びている棒が、赤字だった期です。
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,920.3 億円 | 3,246.3 億円 | 2,799.7 億円 | 2,992.4 億円 | 3,114 億円 |
| 経常利益 | 449.8 億円 | 340.6 億円 | -94.8 億円 | 124.2 億円 | 377.4 億円 |
| 当期純利益 | 279 億円 | 281.7 億円 | -261.9 億円 | 120.9 億円 | 296.2 億円 |
| 純資産 | 4,997.4 億円 | 5,289.1 億円 | 4,901.3 億円 | 4,875.6 億円 | 4,961.8 億円 |
| 自己資本比率 | 70.9% | 70.1% | 69.2% | 69.6% | 70.2% |
売上高はこの5期で2,920.3 億円から3,114 億円へ、6.6%増えました。
当期純利益はこの5期で279 億円から296.2 億円へ、6.1%増えました。
自己資本比率は70.9%から70.2%で、大きくは変わっていません。
この会社の数字
| 項目 | 金額・比率 | 意味 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,114 億円 | 商品やサービスを売って入ってきたお金の総額。 |
| 営業利益 | 341.3 億円 | 本業だけで稼いだ利益。ここが赤字なら本業に問題がある |
| 経常利益 | 377.4 億円 | 本業に加え、利息など本業以外も含めた利益 |
| 当期純利益 | 296.2 億円 | 税金を払ったあと、最終的に会社に残った利益 |
| 総資産 | 7,014.1 億円 | 会社が持っている財産の総額。借りたお金も含む |
| 純資産 | 4,961.8 億円 | 総資産から借金を引いた、正味の財産 |
| 自己資本比率 | 70.2% | 財産のうち借金でない割合。高いほど倒れにくい |
| ROE | 6.1% | 預かったお金を1年で何%増やせたか。8%以上が一つの目安 |
| PBR | 0.90倍 | 正味の財産に対して株価が何倍か。1倍割れは割安とされる |
| 1株あたり配当 | 150.0 円 | 株1つにつき、1年でもらえるお金 |
| 配当利回り | 2.61% | 今の株価で買った場合、1年でもらえる配当の割合 |
| 従業員数 | 5,218 人 | グループ全体で働いている人数(連結) |
| 平均年間給与 | 738 万円 | 親会社の社員1人あたり。賞与や残業代を含む |
| 平均年齢 | 43.3 歳 | 親会社の社員の平均。グループ全体ではない |
| 平均勤続年数 | 20.0 年 | 親会社の社員の平均。長いほど人が定着している |
- 株価データ
- JPX 日本取引所グループ(J-Quants API)/2026-10-30 大引け時点
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- 2026-10-30
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