フジボウホールディングス 31040
この銘柄は 長期の道標 の条件に該当しています。おすすめではありません。条件に合致した事実と、その理由を示しています。
この数字を、どう読むか
どれくらいの大きさの会社か
1年間の売上高は459.3 億円でした。365日で割ると、1日あたり1.3 億円が入ってくる計算になります。
売上高は会社の大きさをいちばん素直に表す数字です。同じガラス・土石製品の49社の中では23位です。
何人でその売上をつくっているか
グループ全体で1,324人が働いています。このほかにパート・アルバイトなどが平均197人います(有価証券報告書の「平均臨時雇用人員」)。
そのうち親会社で働いているのは100人で、残りの1,224人は子会社にいます。事業の多くを子会社が担っている形です。
売上を人数で割ると、社員1人あたり3,469 万円になります。少ない人数で大きな売上を立てる商売か、人手をかける商売かが、ここに出ます。
ガラス・土石製品の真ん中は4,089.2 万円なので、それより低い水準です。同じガラス・土石製品の49社の中では35位です。
ただし、仕入れた物を右から左へ売る商売では、働く人が少なくてもこの数字は大きく出ます。働きぶりの良し悪しを表すものではありません。
売ったお金のうち、いくら残るか
1,000円を売って、本業の儲けとして残るのは177円です(営業利益率17.7%)。
ガラス・土石製品の真ん中は8.6%なので、それより高い商売です。同じガラス・土石製品の49社の中では4位です。
利益率が低い商売は、たくさん売らないと利益が積み上がりません。逆に高ければ、売上が少なくても利益は残ります。どちらが良い悪いではなく、業種によって水準がまったく違います。
税金などを引いたあと、最終的に会社に残るのは1,000円あたり122円です(当期純利益率12.2%)。
本業で稼いだか、それ以外か
営業利益と経常利益はほぼ同じ額です。借入金の利息や為替など、本業以外での損得は小さく、利益のほとんどが本業から出ていることを意味します。
財産のうち、いくらが借りたお金か
会社が持っている財産は718.2 億円です。そのうち201.2 億円は借りたお金や後で払う予定のお金で、自前の財産は516.9 億円になります。
この自前の割合が自己資本比率で、72.0%です。高いほど、業績が悪化しても会社が行き詰まりにくくなります。
ガラス・土石製品の真ん中は65.0%なので、それより高い水準です。同じガラス・土石製品の49社の中では15位です。
銀行や不動産、リースのように、借りたお金で商売をするのが普通の業種では、この比率は低く出ます。業種をまたいだ比較には向きません。
自前のお金を、1年でどれだけ増やせたか
ROEは11.3%です。自前の財産100円につき、1年で11.3円の利益を生んだ、という意味になります。
ガラス・土石製品の真ん中は7.8%なので、それより高い水準です。同じガラス・土石製品の44社の中では13位です。
日本では8%が一つの目安とされます。ただし借金を増やして自前の財産を小さくしてもROEは上がるため、自己資本比率と合わせて見ないと判断を誤ります。
株価は、その数字に対して高いか安いか
PERは19.8倍です。今の利益が毎年そのまま続くとすれば、買った金額を利益で取り戻すのに約20年かかる、という見方をします。
ガラス・土石製品の真ん中は14.1倍です。同じ業種でも、これから伸びると見られている会社ほど高くなります。
PBRは2.15倍です。自前の財産に対して株価が何倍かを表します。1倍を上回っており、帳簿上の正味の財産より高い値段がついています。
どちらも「安いから良い」とは限りません。安いのは、市場がこの先の利益を厳しく見ているからかもしれないためです。
株を持っているともらえるお金
1株につき年180.0円の配当が出ています。
今の株価で100万円分を買った場合、配当が同じなら1年でおよそ54,738円を受け取る計算です(税引前・配当利回り5.47%)。
ガラス・土石製品の真ん中は2.75%なので、それより高い水準です。同じガラス・土石製品の43社の中では3位です。
利益のうち108.5%を配当に回しています(配当性向)。残りは会社に残り、設備や事業に使われます。この割合が100%を超えているのは、利益より多く配っている状態です。
記録のある5期のあいだ、配当を減らしていません。
そこで働いている人
平均年間給与は732 万円です。賞与や残業代などを含んだ、1年間に支払われた金額の平均になります。
ガラス・土石製品の真ん中は693.2 万円なので、それより高い水準です。同じガラス・土石製品の47社の中では17位です。
平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は13.7年です。
この3つは【提出会社(親会社)】だけの数字です。子会社を含めたグループ全体の平均ではありません。持株会社のように親会社の社員が数百人しかいない会社では、グループ全体の姿とは大きく違うことがあります。
どこが、どう危ないか
どれくらい荒く動くか 危なさ やや高い
1年で上下する幅は、ならすと49%ほどです。数字が大きいほど、短い期間で大きく動きます。
この約5年のあいだで、いちばん大きく下がったのは2021-09-24から2023-06-01にかけての34.6%です。高いところで買っていれば、それだけ含み損になった計算になります。
これは【実際に起きたこと】で、この先の下落幅を示すものではありません。もっと下がることも、下がらないこともあります。
財務に余力があるか 危なさ 低い
会社の財産のうち、借金でない部分が72.0%です。高いほど、業績が悪化したときに持ちこたえる力があります。
利益は安定しているか 危なさ 低い
記録のある5期のうち、最終的に黒字だったのは5期です。
この期間はすべて黒字でした。ただし、この先も黒字が続くとは限りません。
会社の大きさ 危なさ やや高い
会社全体をいくらで買えるかという値段です。大きい会社ほど多くの人が売り買いしており、一部の売買で株価が跳ねることは起きにくくなります。
ただし大きいことは、安全を意味しません。大きい会社でも株価は下がります。
売りたいときに売れるか 危なさ やや高い
1日にどれだけの金額が売買されているかです。少ない銘柄は、売りたいときに買い手が見つからず、思った値段で売れないことがあります。
株価と業績を、並べて見る
株価は2021-09-22から2026-10-30まで、連結決算の5期分の売上高と並べています。棒の幅は、その決算期が指している1年間です。
この期間に株価は1,475円から3,265円へ、121.4%上がりました。
いちばん高かったのは2026-05-26の4,310円、いちばん安かったのは2022-04-12の1,008円です。
同じ期間に売上高は2022年3月期から2026年3月期にかけて27.9%増えています。株価と業績が同じ向きに動いているとは限りません。
ここに書いてあるのは、過去に起きたことだけです。 この先どうなるかについては、当サイトは何も申し上げません。
5期でどう変わったか
連結決算の5期分です。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 359.2 億円 | 376.7 億円 | 361.1 億円 | 429.1 億円 | 459.3 億円 |
| 経常利益 | 60.5 億円 | 50.4 億円 | 32.8 億円 | 66.8 億円 | 83.6 億円 |
| 当期純利益 | 44.5 億円 | 34 億円 | 21.2 億円 | 44.8 億円 | 56.1 億円 |
| 純資産 | 405 億円 | 429.2 億円 | 439.7 億円 | 474.6 億円 | 516.9 億円 |
| 自己資本比率 | 69.2% | 69.9% | 70.3% | 71.3% | 72.0% |
売上高はこの5期で359.2 億円から459.3 億円へ、27.9%増えました。
当期純利益はこの5期で44.5 億円から56.1 億円へ、26.0%増えました。
自己資本比率は69.2%から72.0%へ厚くなっています。
この会社の数字
| 項目 | 金額・比率 | 意味 |
|---|---|---|
| 売上高 | 459.3 億円 | 商品やサービスを売って入ってきたお金の総額。 |
| 営業利益 | 81.4 億円 | 本業だけで稼いだ利益。ここが赤字なら本業に問題がある |
| 経常利益 | 83.6 億円 | 本業に加え、利息など本業以外も含めた利益 |
| 当期純利益 | 56.1 億円 | 税金を払ったあと、最終的に会社に残った利益 |
| 総資産 | 718.2 億円 | 会社が持っている財産の総額。借りたお金も含む |
| 純資産 | 516.9 億円 | 総資産から借金を引いた、正味の財産 |
| 自己資本比率 | 72.0% | 財産のうち借金でない割合。高いほど倒れにくい |
| ROE | 11.3% | 預かったお金を1年で何%増やせたか。8%以上が一つの目安 |
| PBR | 2.15倍 | 正味の財産に対して株価が何倍か。1倍割れは割安とされる |
| 1株あたり配当 | 180.0 円 | 株1つにつき、1年でもらえるお金 |
| 配当利回り | 5.47% | 今の株価で買った場合、1年でもらえる配当の割合 |
| 従業員数 | 1,324 人 | グループ全体で働いている人数(連結) |
| 平均年間給与 | 732 万円 | 親会社の社員1人あたり。賞与や残業代を含む |
| 平均年齢 | 40.9 歳 | 親会社の社員の平均。グループ全体ではない |
| 平均勤続年数 | 13.7 年 | 親会社の社員の平均。長いほど人が定着している |
気をつけて見ておきたい点
配当が1年の利益を上回っています。貯めてきたお金を取り崩して配っている状態で、この水準がこの先も続くとは限りません。
- 株価データ
- JPX 日本取引所グループ(J-Quants API)/2026-10-30 大引け時点
- 財務データ
- 金融庁 EDINET 提出の有価証券報告書(2026-03-31期)より自動取得
- 最終更新
- 2026-10-30
- 作成方法
- 数値の抽出・計算はすべてプログラムによる自動処理です。