かどや製油 26120
この銘柄は 短期の道標 の条件に該当しています。おすすめではありません。条件に合致した事実と、その理由を示しています。
この数字を、どう読むか
どれくらいの大きさの会社か
1年間の売上高は400.3 億円でした。365日で割ると、1日あたり1.1 億円が入ってくる計算になります。
売上高は会社の大きさをいちばん素直に表す数字です。同じ食料品の123社の中では82位です。
何人でその売上をつくっているか
グループ全体で530人が働いています。このほかにパート・アルバイトなどが平均41人います(有価証券報告書の「平均臨時雇用人員」)。
そのうち親会社で働いているのは407人で、残りの123人は子会社にいます。
売上を人数で割ると、社員1人あたり7,552.8 万円になります。少ない人数で大きな売上を立てる商売か、人手をかける商売かが、ここに出ます。
食料品の真ん中は6,893.6 万円なので、それより高い水準です。同じ食料品の123社の中では55位です。
ただし、仕入れた物を右から左へ売る商売では、働く人が少なくてもこの数字は大きく出ます。働きぶりの良し悪しを表すものではありません。
売ったお金のうち、いくら残るか
1,000円を売って、本業の儲けとして残るのは95円です(営業利益率9.5%)。
食料品の真ん中は4.3%なので、それより高い商売です。同じ食料品の122社の中では15位です。
利益率が低い商売は、たくさん売らないと利益が積み上がりません。逆に高ければ、売上が少なくても利益は残ります。どちらが良い悪いではなく、業種によって水準がまったく違います。
税金などを引いたあと、最終的に会社に残るのは1,000円あたり68円です(当期純利益率6.8%)。
本業で稼いだか、それ以外か
経常利益は営業利益より2.4 億円多くなっています。差額は本業以外から来た利益です。受取利息・配当金、為替差益、子会社や関連会社の利益の取り込みなどが主な中身です。
財産のうち、いくらが借りたお金か
会社が持っている財産は473.5 億円です。そのうち99.1 億円は借りたお金や後で払う予定のお金で、自前の財産は374.4 億円になります。
この自前の割合が自己資本比率で、79.1%です。高いほど、業績が悪化しても会社が行き詰まりにくくなります。
食料品の真ん中は56.2%なので、それより高い水準です。同じ食料品の123社の中では14位です。
銀行や不動産、リースのように、借りたお金で商売をするのが普通の業種では、この比率は低く出ます。業種をまたいだ比較には向きません。
自前のお金を、1年でどれだけ増やせたか
ROEは7.5%です。自前の財産100円につき、1年で7.5円の利益を生んだ、という意味になります。
食料品の真ん中(中央値7.5%)とほぼ同じ水準です。同じ食料品の115社の中では58位です。
日本では8%が一つの目安とされます。ただし借金を増やして自前の財産を小さくしてもROEは上がるため、自己資本比率と合わせて見ないと判断を誤ります。
株価は、その数字に対して高いか安いか
PERは32.4倍です。今の利益が毎年そのまま続くとすれば、買った金額を利益で取り戻すのに約32年かかる、という見方をします。
食料品の真ん中は18.4倍です。同じ業種でも、これから伸びると見られている会社ほど高くなります。
PBRは2.35倍です。自前の財産に対して株価が何倍かを表します。1倍を上回っており、帳簿上の正味の財産より高い値段がついています。
どちらも「安いから良い」とは限りません。安いのは、市場がこの先の利益を厳しく見ているからかもしれないためです。
株を持っているともらえるお金
1株につき年137.0円の配当が出ています。
今の株価で100万円分を買った場合、配当が同じなら1年でおよそ42,923円を受け取る計算です(税引前・配当利回り4.29%)。
食料品の真ん中は2.23%なので、それより高い水準です。同じ食料品の107社の中では12位です。
利益のうち138.9%を配当に回しています(配当性向)。残りは会社に残り、設備や事業に使われます。この割合が100%を超えているのは、利益より多く配っている状態です。
そこで働いている人
平均年間給与は765.5 万円です。賞与や残業代などを含んだ、1年間に支払われた金額の平均になります。
食料品の真ん中は649.3 万円なので、それより高い水準です。同じ食料品の120社の中では34位です。
平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は15.5年です。
この3つは【提出会社(親会社)】だけの数字です。子会社を含めたグループ全体の平均ではありません。持株会社のように親会社の社員が数百人しかいない会社では、グループ全体の姿とは大きく違うことがあります。
どこが、どう危ないか
どれくらい荒く動くか 危なさ ふつう
1年で上下する幅は、ならすと39%ほどです。数字が大きいほど、短い期間で大きく動きます。
この約5年のあいだで、いちばん大きく下がったのは2021-09-24から2022-05-30にかけての20.7%です。高いところで買っていれば、それだけ含み損になった計算になります。
これは【実際に起きたこと】で、この先の下落幅を示すものではありません。もっと下がることも、下がらないこともあります。
財務に余力があるか 危なさ 低い
会社の財産のうち、借金でない部分が79.1%です。高いほど、業績が悪化したときに持ちこたえる力があります。
利益は安定しているか 危なさ 低い
記録のある5期のうち、最終的に黒字だったのは5期です。
この期間はすべて黒字でした。ただし、この先も黒字が続くとは限りません。
会社の大きさ 危なさ 高い
会社全体をいくらで買えるかという値段です。大きい会社ほど多くの人が売り買いしており、一部の売買で株価が跳ねることは起きにくくなります。
ただし大きいことは、安全を意味しません。大きい会社でも株価は下がります。
売りたいときに売れるか 危なさ やや高い
1日にどれだけの金額が売買されているかです。少ない銘柄は、売りたいときに買い手が見つからず、思った値段で売れないことがあります。
株価と業績を、並べて見る
株価は2021-09-22から2026-10-30まで、連結決算の5期分の売上高と並べています。棒の幅は、その決算期が指している1年間です。
この期間に株価は1,397円から3,125円へ、123.7%上がりました。
いちばん高かったのは2026-10-30の3,125円、いちばん安かったのは2022-05-30の1,133円です。
同じ期間に売上高は2022年3月期から2026年3月期にかけて24.4%増えています。株価と業績が同じ向きに動いているとは限りません。
ここに書いてあるのは、過去に起きたことだけです。 この先どうなるかについては、当サイトは何も申し上げません。
5期でどう変わったか
連結決算の5期分です。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 321.9 億円 | 336.9 億円 | 356.8 億円 | 394.5 億円 | 400.3 億円 |
| 経常利益 | 39.7 億円 | 32.3 億円 | 34.1 億円 | 33.9 億円 | 40.6 億円 |
| 当期純利益 | 27.7 億円 | 22.2 億円 | 22.6 億円 | 23.6 億円 | 27.2 億円 |
| 純資産 | 311.5 億円 | 327.3 億円 | 343.5 億円 | 352.6 億円 | 374.4 億円 |
| 自己資本比率 | 79.1% | 78.9% | 80.5% | 81.0% | 79.1% |
売上高はこの5期で321.9 億円から400.3 億円へ、24.4%増えました。
当期純利益はこの5期で27.7 億円から27.2 億円へ、1.6%減りました。
自己資本比率は79.1%から79.1%で、大きくは変わっていません。
この会社の数字
| 項目 | 金額・比率 | 意味 |
|---|---|---|
| 売上高 | 400.3 億円 | 商品やサービスを売って入ってきたお金の総額。 |
| 営業利益 | 38.2 億円 | 本業だけで稼いだ利益。ここが赤字なら本業に問題がある |
| 経常利益 | 40.6 億円 | 本業に加え、利息など本業以外も含めた利益 |
| 当期純利益 | 27.2 億円 | 税金を払ったあと、最終的に会社に残った利益 |
| 総資産 | 473.5 億円 | 会社が持っている財産の総額。借りたお金も含む |
| 純資産 | 374.4 億円 | 総資産から借金を引いた、正味の財産 |
| 自己資本比率 | 79.1% | 財産のうち借金でない割合。高いほど倒れにくい |
| ROE | 7.5% | 預かったお金を1年で何%増やせたか。8%以上が一つの目安 |
| PBR | 2.35倍 | 正味の財産に対して株価が何倍か。1倍割れは割安とされる |
| 1株あたり配当 | 137.0 円 | 株1つにつき、1年でもらえるお金 |
| 配当利回り | 4.29% | 今の株価で買った場合、1年でもらえる配当の割合 |
| 従業員数 | 530 人 | グループ全体で働いている人数(連結) |
| 平均年間給与 | 765.5 万円 | 親会社の社員1人あたり。賞与や残業代を含む |
| 平均年齢 | 42.4 歳 | 親会社の社員の平均。グループ全体ではない |
| 平均勤続年数 | 15.5 年 | 親会社の社員の平均。長いほど人が定着している |
気をつけて見ておきたい点
記録のある期間に、配当を減らした年があります。配当を目当てに持ち続けるなら、その理由を確認してください。
配当が1年の利益を上回っています。貯めてきたお金を取り崩して配っている状態で、この水準がこの先も続くとは限りません。
- 株価データ
- JPX 日本取引所グループ(J-Quants API)/2026-10-30 大引け時点
- 財務データ
- 金融庁 EDINET 提出の有価証券報告書(2026-03-31期)より自動取得
- 最終更新
- 2026-10-30
- 作成方法
- 数値の抽出・計算はすべてプログラムによる自動処理です。