約定
売買が成立すること。注文を出した時点ではまだ成立していない。
ひとことで言うと
売買が成立することです。注文を出しただけでは、まだ約定していません。
もう少しくわしく
読み方は「やくじょう」です。「やくてい」ではありません。
株の売買には、2つの段階があります。
- 注文 … 「1,000円で100株買いたい」と証券会社に伝える
- 約定 … 売りたい人と条件が合い、売買が成立する
注文は、あくまで希望です。相手が見つからなければ成立しません。
フリーマーケットにたとえます。「この服を1,000円で買いたい」と言っても、売り手が「1,200円でなければ売らない」と言えば取引は成立しません。株も同じです。
約定した瞬間に、次のことが確定します。
- 売買の価格 … いくらで成立したか
- 株数
- 手数料
そしてこの時点で、取り消しはできません。
実際の数字で見る
注文の種類によって、約定のしかたが違います。
指値注文(値段を指定する)
| 注文 | 結果 |
|---|---|
| 1,000円で100株買い | 株価が1,000円以下にならなければ約定しない |
値段は守られますが、成立しないことがあります。
成行注文(値段を指定しない)
| 注文 | 結果 |
|---|---|
| 成行で100株買い | すぐ約定する。ただし値段は選べない |
成立は確実ですが、いくらで約定するか分かりません。
さらに、注文が分割して約定することもあります。
| 時刻 | 約定 | 価格 |
|---|---|---|
| 9:01 | 300株 | 1,002円 |
| 9:04 | 200株 | 1,005円 |
| 9:12 | 未約定 500株 | - |
1,000株の注文を出しても、500株だけ成立して残りが宙に浮くことがあります。これを一部約定と言います。
ここに注意
約定の翌日にお金が動くわけではありません。受け渡しは2営業日後です。
株を売っても、現金として引き出せるのは2営業日後です。これをT+2と呼びます。
| 日 | 出来事 |
|---|---|
| 月曜 | 約定(売買が成立) |
| 水曜 | 受け渡し。現金として使える |
このずれは、次の場面で問題になります。
とくに2つ目は重要です。配当をもらうには、権利確定日の2営業日前までに約定している必要があります。権利確定日の当日に買っても、間に合いません。
もう一つ、注文が約定しない場面があります。
買い手がいないとき、注文は成立しません。
悪材料が出た翌朝、売り注文ばかりで買い注文がない状態になることがあります。このとき値段そのものが付かず、成行の売り注文を出していても約定しません。 そのまま何日も下がり続けることもあります。
「損切りの注文を入れておけば安心」という考えは、買ってくれる人がいることを前提にしています。 流動性の低い銘柄では、この前提が崩れます。
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- 最終更新
- 2026-09-16