証券コード(銘柄コード)
上場企業を識別する4桁の符号。数字が足りなくなり、英文字を含むものも登場している。
ひとことで言うと
上場している会社に振られた、4桁の背番号です。
もう少しくわしく
株の注文を出すとき、会社名ではなくこの番号を使います。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 社名は似たものがある | 同じような名前の会社が複数ある |
| 社名は変わる | 合併や改称で変わってもコードは続く |
| 入力が速い | 4文字で済む |
割り当ては日本取引所グループが行っています。
もともとは業種ごとにまとまった番号が振られていました。名残がいまも残っています。
| 番号帯 | 主な業種 |
|---|---|
| 1300番台 | 水産・農林 |
| 1800番台 | 建設 |
| 4000番台 | 化学・医薬品 |
| 6500番台 | 電気機器 |
| 7200番台 | 自動車 |
| 8300番台 | 銀行 |
| 9000番台 | 運輸・通信 |
ただし、いまは必ずしも業種と一致しません。 新しく上場する会社は、空いている番号から振られるためです。
コードから業種を判断しないでください。 目安にはなりますが、根拠にはなりません。
実際の数字で見る
近年、大きな変化がありました。番号が足りなくなったのです。
4桁の数字は、0000から9999まで1万通りです。しかし実際に使えるのはもっと少なく、上場と廃止を繰り返すうちに空きが減ってきました。
そこで、2024年から英文字を含むコードの割り当てが始まりました。
| 形 | 例 | |
|---|---|---|
| 従来 | 数字4桁 | 7203 |
| 新しい形 | 3桁目が英文字 | 130A |
これは新しく上場する会社に振られます。既存の銘柄のコードは変わりません。
つまり、これから上場する会社を調べるときは、「4桁の数字」という思い込みを捨てる必要があります。
なお、コードが変わることもあります。
| 変わる場面 | 中身 |
|---|---|
| 持株会社への移行 | 新しい会社が上場するので新しいコード |
| 合併 | 存続する会社のコードが残る |
| 市場の変更 | コードは変わらない |
ここに注意
コードの入力間違いに気をつけてください。
これは実際に起きる事故です。1文字違えば、まったく別の会社です。
| コード | 例 |
|---|---|
| 7203 | ある自動車会社 |
| 7202 | 別の自動車会社 |
| 7201 | また別の会社 |
同じ業種が並んでいるため、画面を見ても違和感がありません。 注文を出す前に、必ず社名を確認してください。
多くの証券会社では、コードを入れると社名が表示されます。そこを読み飛ばさないでください。
もう2つ、知っておくと役に立つことがあります。
1. 同じ会社が複数の証券コードを持つことがあります。
種類株や優先株が上場している場合、別のコードが振られます。
また、REITやETFにもコードがあります。これらは会社の株ではありませんが、同じように売買できます。
| 種類 | 番号帯の例 |
|---|---|
| ETF | 1300番台・2500番台など |
| REIT | 3200番台・8900番台など |
2. 廃止されたコードは、しばらく再利用されません。
上場廃止になった会社のコードは、すぐには別の会社に振られません。混乱を避けるためです。
ただし永久に使われないわけではありません。 古い資料でコードを調べるときは、その時点でどの会社だったかを確かめてください。
最後に、実際的な使い方を書いておきます。
気になる会社を見つけたら、コードをメモしてください。
社名で検索すると、似た名前の会社や、非上場の子会社が混ざります。コードで調べれば、必ずその会社にたどり着きます。
関連する言葉
- プライム・スタンダード・グロース 東京証券取引所の3つの市場区分。会社の規模と成熟度で分かれており、リスクの性格が違う。
- IPO(新規公開株) 会社が初めて株式市場に上場し、誰でも株を買えるようになること。
- 株式併合 複数の株を1株にまとめること。株価は上がるが株数は減り、持っている価値の合計は変わらない。
- 上場廃止 株式市場での売買ができなくなること。理由によって、株主が受け取れる金額はまったく違う。
- 約定 売買が成立すること。注文を出した時点ではまだ成立していない。
- 最終更新
- 2026-09-17