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株を学ぶ / 相場の俗語

二番底

一度下げ止まった後、もう一度下げること。最初の反発を底と見て買うと損をする。

ひとことで言うと

一度下げ止まって戻った後、もう一度下げることです。最初の底を「一番底」と呼びます。

もう少しくわしく

二番底一度下げ止まった後にもう一度下げ、その安値を経てから戻っていく形。 株価 一番底 二番底 戻り
株価二番底が一番底より低いこともある。どちらが底かは後にならないと分からない
一度下げ止まって戻った後(一番底)、もう一度下げています(二番底)。最初の反発を底と見て買うと、二度目の下げを受けます。説明のための模式図です。実在の銘柄・企業の数値ではありません。

大きな下落は、一直線には終わりません。よくある形はこうです。

  1. 急落する → 一番底
  2. 「下げすぎだ」という買いが入り、戻す(自律反発)
  3. しかし悪材料は解消していない → もう一度下げる
  4. それが二番底

なぜこうなるのか。売りたい人が一度に売り終わらないからです。

  • 急落の初日に売る人 … 素早く反応した人
  • 戻ったところで売る人 … 「戻ったら売ろう」と待っていた人

2番目の売りが出るため、戻りは続かず、もう一度下げます。

そして二番底が一番底より低いこともあれば、高いこともあります。 低い場合を切り下げ、高い場合を切り上げと呼びます。

実際の数字で見る

局面 株価 高値からの下落
高値 2,000円 —
一番底 1,240円 -38%
戻り 1,580円 -21%
二番底 1,120円 -44%
その後 1,700円 -15%

戻りの1,580円で「底を打った」と判断して買った人は、そこから29%の下落を受けます。

最終的に1,700円まで戻るので、待てば利益にはなります。しかしその間に耐えられるかどうかが問題です。29%下げている最中に、多くの人が売ってしまいます。

ここに注意

「二番底を確認してから買う」という言い方は、実際には使えません。

理由は単純です。二番底かどうかは、後にならないと分かりません。

二番底に見えた場所から、さらに三番底、四番底と続くことがあります。2008年の金融危機でも、2020年の急落でも、「もう底だ」と言われた水準から、さらに下げた局面がありました。

では、どうすればよいのか。底を当てようとしないことです。

現実的な方法は2つあります。

1. 分けて買う。

一度に全額を投じず、3回に分けて買います。

1回目 2回目 3回目
投じる額 1/3 1/3 1/3

底で全額買えることはありませんが、底を外しても致命傷にならないという利点があります。

2. 業績が底を打ったのを確認してから買う。

株価の底ではなく、決算の底を見ます。売上高と営業利益が下げ止まったことは、決算短信で確認できます。

株価は業績より先に動くと言われますが、それは後から見て分かることです。確認してから動くほうが、外したときの損が小さくなります。

もう一点、覚えておくべきことがあります。

二番底を待ちすぎて、買えないこともあります。

一番底から一度も下げずに上昇していく場合、待っている人は永久に買えません。これを押し目待ちに押し目なしと言います。

底を当てようとする限り、外して損をするか、待ちすぎて買えないかのどちらかになります。当サイトが数か月から数年の時間軸を扱うのは、この当て物から降りるためです。

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最終更新
2026-09-16