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株を学ぶ / チャート

ダブルトップ

ほぼ同じ高さの山を2つ作り、間の谷を割ると下落とされる形。後から名前が付くことが多い。

ひとことで言うと

ほぼ同じ高さの山を2つ作った後、間の谷を下に割ると下落に転じるとされる形です。

もう少しくわしく

ダブルトップほぼ同じ高さの山を2つ作った後、間の谷を下に抜けて下落へ転じる形。 ネックライン 株価 1つ目の山 2つ目の山 ここを抜けると下落とされる
株価2度上値を跳ね返された形。ただし後から名前が付くことが多い
2つの山がほぼ同じ高さで並び、その間の谷(ネックライン)を下に割っています。この形が下落に転じる合図とされます。説明のための模式図です。実在の銘柄・企業の数値ではありません。

アルファベットのMのような形になります。

読み方はこうです。

  1. 株価が上がって1つ目の山をつくる
  2. 一度下げて谷をつくる(この水準がネックライン)
  3. もう一度上がるが、1つ目とほぼ同じ高さで止まる
  4. ネックラインを下に割る → 下落に転じるとされる

意味を人の行動で考えると分かりやすくなります。

1つ目の山で跳ね返されたということは、その値段に売りたい人が多いということです。2度目に挑戦しても同じ場所で止まった。つまりその売りを消化できなかったということです。

「もう上には行けない」と判断した人が売り始め、ネックラインを割ると、そこで買った人も損切りに回ります。

逆の形はダブルボトム(W型)で、こちらは上昇に転じる形とされます。

実際の数字で見る

局面 値段
1つ目の山 1,480円
谷(ネックライン) 1,240円
2つ目の山 1,470円
ネックラインを割る 1,240円

2つの山の差は10円、率にして0.7%です。ほぼ同じ高さと言えます。

この形では、山からネックラインまでの値幅(240円)だけ、下に動くという見方があります。1,240円 − 240円 = 1,000円が目安、という考え方です。

ただしこれは経験則であり、そうなる保証はありません。

ここに注意

ダブルトップは、形が完成してから名前が付きます。

チャートを後から見れば「ここがダブルトップだった」と言えます。しかしその最中には、それがダブルトップになるか分かりません。

2つ目の山をつけた時点で考えられることは、次のどれもあり得ます。

  • ネックラインを割って下がる → ダブルトップだった
  • 3つ目の山をつける → トリプルトップ、あるいは横ばい
  • 2つ目の山を超えて上がる → ダブルトップではなかった

つまり形が完成する前に「ダブルトップだから売り」と判断することはできません。 そして完成した時点では、すでに下げた後です。

もう一つ、実務的な問題があります。

「ほぼ同じ高さ」の判定に決まりがありません。

差が0.7%なら同じ高さでしょう。では3%は。5%は。明確な基準はありません。 見る人によって「ダブルトップだ」「違う」が分かれます。

そして最も大事な点です。

チャートの形は、会社に何が起きたかを説明しません。

2つ目の山で止まった理由は、決算が予想に届かなかったからかもしれませんし、市場全体が下げたからかもしれません。理由が分からないまま形だけで判断すると、次に何が起きるかも分かりません。

当サイトがチャートの形を銘柄の抽出条件に使っていないのは、この理由によります。ただし形を知っておくこと自体には意味があります。 掲示板やSNSで「ダブルトップだから売り」と書かれているのを見たとき、それが何を根拠にした発言かを判断できるようになるからです。

関連する言葉

  • 支持線と抵抗線 何度も反発している下値と、跳ね返されている上値に引く線。多くの人が意識するため機能する。
  • だまし 買いや売りのサインが出たのに、直後に反対方向へ動いてしまうこと。
  • 高値掴み(たかねづかみ) 株価が一番高いところで買ってしまい、その後の下落に巻き込まれること。
  • トレンドライン 安値どうし、高値どうしを結んだ斜めの線。どの2点を選ぶかで傾きが変わる。
最終更新
2026-09-16