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株を学ぶ / 売買の手法

リバランス

値動きでずれた資産の配分を、決めた割合に戻すこと。自動的に高く売り安く買う形になる。

ひとことで言うと

値動きでずれてしまった資産の割合を、最初に決めた配分に戻すことです。

もう少しくわしく

リバランス値上がりした資産の割合が膨らんでいき、決めた配分から離れていく形。 50% 株式 50% 債券など 買ったとき 72% 株式 28% 債券など 3年後(放置) 50% 株式 50% 債券など 戻した後 %
株式の割合債券などの割合放置すると、値上がりしたものの割合が勝手に膨らんでいく
株式50%・その他50%で買っても、株式が値上がりすれば割合は勝手に膨らみます。放置すると、当初決めたよりリスクの高い状態になります。説明のための模式図です。実在の銘柄・企業の数値ではありません。

「株式50%、それ以外50%」と決めて買ったとします。

1年後、株式が40%値上がりし、それ以外が横ばいだったとします。すると割合はこうなります。

買ったとき 1年後
株式 50万円(50%) 70万円(58%)
それ以外 50万円(50%) 50万円(42%)

何もしていないのに、株式の割合が増えました。

これを放置すると、3年後には72%、5年後にはさらに増えます。つまり知らないうちに、自分が決めたよりリスクの高い状態になっていきます。

そこで、値上がりした分を売り、値下がりしたものを買って、割合を50:50に戻します。これがリバランスです。

実際の数字で見る

株式が58%まで膨らんだ状態を戻します。

現状 戻した後
資産の合計 120万円 120万円
株式 70万円 60万円(10万円売る)
それ以外 50万円 60万円(10万円買う)

値上がりしたものを売り、値下がりしたものを買うという動きになります。

これは感情に逆らう行動です。上がっているものは持ち続けたいし、下がっているものは買いたくない。だから、あらかじめ決めたルールで機械的に行います。

そして結果として、高いところで売り、安いところで買う形になります。

ここに注意

リバランスは、利益を最大にする手法ではありません。リスクを一定に保つ手法です。

ここを取り違えると、期待が外れます。

株式が上がり続ける局面では、リバランスしないほうが儲かります。 値上がりしたものを売ってしまうためです。

リバランスの目的は別にあります。

自分が決めたリスクの大きさから、離れないようにすること。

株式の割合が80%になった状態で暴落が来れば、資産全体が大きく減ります。50%なら半分の影響で済みます。その差が、耐えられるかどうかを分けます。

実務上の注意点を3つ挙げます。

1. やりすぎない。

毎月やる必要はありません。年1回、または割合が10%以上ずれたときが一般的な目安です。頻繁にやると手数料と税金がかさみます。

2. 税金がかかる。

値上がりしたものを売れば、利益に20.315%の税金がかかります。リバランスのたびに税金を払うことになります。

NISA口座の中であれば非課税です。また、新しく買う資金があるなら、売らずに買い増しで調整する方法もあります。こちらのほうが税金の面で有利です。

3. 個別株では成立しにくい。

リバランスは、値動きの性質が違うものを組み合わせることが前提です。株式と債券、日本と海外、といった組み合わせで効きます。

個別株を5銘柄持っているだけでは、市場全体が下がれば5つとも下がります。戻す先がありません。

そのため、リバランスは投資信託やETFを使った運用で語られることがほとんどです。

なお、当サイトは個別株の財務データを扱っており、資産配分の助言は行っていません。どう配分するかは、各自の年齢・収入・目的によって変わります。

関連する言葉

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  • ポジションサイズ 1回の取引にいくら投じるかの決め方。銘柄選びより結果を左右する。
  • 投資信託 多くの人から集めた資金をまとめて運用する商品。少額で分散できるが、持っている間ずっと費用がかかる。
最終更新
2026-09-16