株を学ぶ / 制度・仕組み
減配(げんぱい)
会社が配当を前年より減らすこと。株価が大きく下がる要因になりやすい。
ひとことで言うと
会社が「今年から配当を減らします」と発表することです。
もう少しくわしく
昨年は1株100円配っていた会社が、今年は60円にする。これが減配です。まったく出さなくなることは無配と言います。
減配が起きる理由は主に3つです。
- 業績が悪化した … 稼ぎが減り、配当を出す余裕がなくなった
- 投資にお金を回したい … 工場や研究に使うため、配当を減らす
- 財務を立て直したい … 借金の返済を優先する
このうち、株価に最も響くのは1つ目です。配当目的で持っていた株主が一斉に売るため、発表直後に10%以上下がることも珍しくありません。
実際の数字で見る
配当利回り5%に見えていた銘柄が減配した場合。
| 減配前 | 減配後 | |
|---|---|---|
| 株価 | 2,000円 | 1,600円(-20%) |
| 1株配当 | 100円 | 60円 |
| 配当利回り | 5.0% | 3.75% |
配当が減り、株価も下がる。 二重に損をします。高利回りを目的に買った人にとって、最も避けたい事態です。
ここに注意
減配は、ある日突然やってきます。 ただし、予兆はあります。
- 配当性向が高すぎる(80%超、まして100%超)
- 利益が数年にわたって減り続けている
- 自己資本比率が下がってきている
- 営業キャッシュフローがマイナスになっている
配当利回りが異常に高い銘柄は、市場が減配を織り込んでいることがあります。「なぜこんなに利回りが高いのか」を考えず、数字だけで飛びつくと、減配と株価下落をまとめて受けることになります。
逆に、何十年も減配していない会社は、それ自体が財務の強さの証明になります。当サイトの長期カテゴリで減配実績を確認しているのは、この安定性を重視するためです。
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配当利回りが高い会社
株を持っているだけで毎年もらえるお金(配当)が、株価に対して多い順です。
利回りが高いのは、株価が下がったからという場合もあります。業績が悪化して株価が下がれば、計算上の利回りは上がります。配当が来年も同じとは限りません。
関連する言葉
- 配当利回り 今の株価で買った場合、1年でもらえる配当が何%にあたるかを示す数字。
- 配当性向 会社が稼いだ利益のうち、何%を配当として株主に配ったかを示す割合。
- 無配 配当を出さないこと。業績不振による無配と、成長への再投資による無配はまったく違う。
- 狼狽売り(ろうばいうり) 株価の急落に慌てて、冷静な判断をせずに売ってしまうこと。
- 最終更新
- 2026-09-16