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株を学ぶ / 相場の俗語

だまし

買いや売りのサインが出たのに、直後に反対方向へ動いてしまうこと。

ひとことで言うと

「上がるサイン」が出たのに下がる、「下がるサイン」が出たのに上がることです。

もう少しくわしく

チャート分析には多くのサインがあります。ゴールデンクロス、三角持ち合いの上放れ、サポートラインの割れ。

これらは外れることがあります。 それも、かなりの頻度で。

だまし抵抗線を抜けたように見えて、すぐ元の範囲に戻ってしまう形。 抵抗線 株価 抜けたように見える 戻ってしまう
株価抜けた直後に飛び乗ると、戻る動きをそのまま受ける
抵抗線を抜けたように見えた直後に、元の範囲へ戻ってしまう形。抜けたところで飛び乗ると、戻る動きをそのまま受けます。説明のための模式図です。実在の銘柄・企業の数値ではありません。

サイン通りに買った直後に急落する。損切りした直後に急反発する。まるで自分の注文が見られているかのような動きを、相場の世界では「だまし」と呼びます。

だましが起きるのには理由があります。多くの人が同じサインを見ているからです。

「ここを割ったら売りが出る」と誰もが分かっている水準には、売り注文が並びます。その注文を誘い出してから買い集める、という動きが実際に起こります。

実際の数字で見る

典型的なだましの流れです。

時点 株価 起きていること
1日目 1,000円 サポートライン(支え)は980円
2日目 970円 下抜け。売りサイン点灯
2日目・午後 985円 売った人が損切りで買い戻す
3日目 1,040円 上昇再開

970円で売った人だけが損をします。

ここに注意

だましを見抜く方法はありません。 これが結論です。

「だましを避ける手法」を謳う情報は多く存在しますが、事前に本物とだましを区別できるなら、そもそも誰も損をしません。

現実的な対処は2つだけです。

① 一つのサインで全額を動かさない サインは判断材料の一つにすぎません。業績、財務、出来高、複数を見て総合的に判断する。当サイトが短期カテゴリで6つの条件を組み合わせているのは、単独のサインの弱さを補うためです。

② だまされる前提で損切り幅を決めておく 「だまされたら、この額の損で撤退する」と先に決める。そうすれば、だましに遭っても致命傷にはなりません。

だましに何度も遭って、小さな損を積み重ねることを 損切り貧乏 と言います。サインに反応しすぎる人が陥りやすい状態です。

関連する言葉

  • ゴールデンクロス 短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けること。上昇のサインとされる。
  • デッドクロス 短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けること。下落のサインとされる。
  • 移動平均線 過去一定期間の終値を平均してつないだ線。株価の方向をならして見るために使う。
  • 損切り貧乏 小さな損切りを繰り返した結果、少しずつ資金を減らしてしまう状態。
最終更新
2026-09-16