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株を学ぶ / 相場の俗語

損切り貧乏

小さな損切りを繰り返した結果、少しずつ資金を減らしてしまう状態。

ひとことで言うと

損切りを繰り返しすぎて、少しずつ資金が減っていく状態です。

もう少しくわしく

損切りは大切だ、と学んだ人が次にはまる落とし穴です。

少し下がるたびに売る。すると次の銘柄でも同じことをする。1回の損は小さいのに、回数が多いため、合計すると大きな損になっています。

しかも厄介なことに、売った後に株価が戻ることがよくあります。上昇の途中には必ず一時的な下げ(押し目)があるためです。押し目のたびに切っていては、上昇に乗れません。

塩漬けとは逆方向の失敗ですが、資金が減るという結果は同じです。

実際の数字で見る

100万円の資金で、1回あたり3%の損切りを繰り返した場合。

損切り回数 残った資金
5回 86万円
10回 74万円
20回 54万円

1回3%でも、20回で半分近くになります。 さらに毎回の売買手数料も加わります。

ここに注意

原因は損切りそのものではなく、その前の段階にあります。

損切り貧乏になる人には、共通する特徴があります。

① 損切り幅が狭すぎる 3%で切る設定にすると、通常の値動きの範囲内で引っかかります。株価は1日で2〜3%動くことが普通にあります。その銘柄の普段の値動きの幅を知らずに線を引くと、ただの誤反応になります。

② 売買の回数が多すぎる 「何かしていないと落ち着かない」状態です。手数料と誤反応が積み上がるだけで、一つひとつの判断は雑になります。

③ 買う理由が薄い 根拠が弱いまま買うと、少しの下げで不安になります。買う前の分析が浅いことが、切りの早さとして表れています。

対処は、損切りを緩めることではありません。買う回数を減らし、一つひとつの根拠を厚くすることです。

売買しないことも、立派な判断です。

関連する言葉

  • 損切り(ロスカット) 損が出ている株を売って、損失を確定させること。傷が広がる前に止める行為。
  • だまし 買いや売りのサインが出たのに、直後に反対方向へ動いてしまうこと。
  • 塩漬け(しおづけ) 損が出た株を売るに売れず、長期間持ち続けてしまう状態のこと。
  • 押し目(おしめ) 上昇が続いている途中で起きる、一時的な下げのこと。買いの機会とされる。
最終更新
2026-09-16