株を学ぶ / 制度・仕組み
権利確定日と権利落ち日
配当や優待をもらえる株主が決まる日と、その翌営業日に株価が下がりやすい現象。
ひとことで言うと
配当や優待をもらえる人が決まる日が権利確定日。その翌日に株価が下がりやすいのが権利落ちです。
もう少しくわしく
会社は決算期末などに「この日時点の株主に配当を出します」と決めます。この日が権利確定日です。
注意すべきは、その日に買っても間に合わないことです。株の受け渡しには日数がかかるため、権利確定日の2営業日前までに買う必要があります。この最終期限を権利付最終日と呼びます。
そして権利付最終日の翌営業日、株価は配当の分だけ下がるのが普通です。これが権利落ちです。
理由は単純で、その日以降に買っても配当がもらえないためです。配当の分だけ、株の価値が下がります。
実際の数字で見る
配当50円・株価2,000円の銘柄の場合。
| 日 | 株価 | |
|---|---|---|
| 権利付最終日 | 2,000円 | この日までに買えば配当をもらえる |
| 権利落ち日 | 1,950円前後 | 配当50円分だけ下がる |
配当50円をもらい、株価が50円下がる。 差し引きゼロです。
「配当をもらってすぐ売れば得」は成り立ちません。 ここを勘違いする初心者は非常に多い。
ここに注意
配当をもらった時点では、得も損もしていません。
得をしたと言えるのは、権利落ちで下がった株価が、その後に戻ったときです。戻らなければ、配当をもらっただけ株価が下がった状態が続きます。
さらに、配当には税金がかかります(NISA口座を除き約20%)。
| 受け取る配当 | 50円 |
| 税引き後 | 約40円 |
| 株価の下落 | -50円 |
| 差し引き | -10円 |
配当をもらって即売ると、税金の分だけ損をします。
配当が意味を持つのは、株を持ち続けて毎年受け取る場合です。短期で配当だけ取りに行く発想は、この構造を理解していないと成り立ちません。
権利確定日前は優待や配当を狙った買いで株価が上がりやすく、権利落ち後に下がる傾向もあります。その動きを狙う人がいる分、思惑どおりにはいきません。
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- 最終更新
- 2026-09-16