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株を学ぶ / 売買の用語

気配値(けはいね)

まだ売買が成立していない状態で示される、注文が並んでいる値段のこと。

ひとことで言うと

まだ売買が成立していない状態で、「この値段で注文が出ています」と示される値段です。

もう少しくわしく

株価として表示される数字には、2種類あります。

意味
株価(現在値) 実際に売買が成立した値段
気配値 まだ成立していない、注文が並んでいる値段

板に並んでいる値段は、すべて気配値です。そのうち、

  • 買い気配 … いちばん高い買い注文の値段
  • 売り気配 … いちばん安い売り注文の値段

この2つが特に重要で、最良気配と呼ばれます。

通常の取引中は、この2つが1〜2円しか離れていません。しかし値がつかない状況では、気配値だけが表示され続けます。

実際の数字で見る

悪材料が出た翌朝の例です。

時刻 表示 状況
8:30 売り気配 1,800円 売り注文だけが並ぶ
8:50 売り気配 1,650円 買い手が現れず、気配が下がる
9:00 売り気配 1,520円 まだ成立しない
9:18 1,480円で寄り付く ようやく売買が成立

9時18分まで、株価は前日の終値のままです。動いているのは気配値だけです。

このとき「まだ下がっていない」と思ってはいけません。すでに20%下の水準で、売り手が買い手を探している状態です。

ここに注意

気配値は、実際に成立した値段ではありません。その値段で売買できる保証はありません。

これが最も重要な点です。

売り気配1,520円と表示されていても、それは「1,520円で売りたい人がいる」というだけです。買う人が現れなければ、その値段で成立することはありません。

さらに、気配値の表示には種類があります。

表示 意味
特別気配 値が飛びすぎないよう、取引所が一時的に止めている
連続約定気配 短時間に大量の約定が続き、一時的に止めている
ストップ配分 ストップ高・安で、成立する株数を割り当てる

特別気配が出ているときは、取引所が意図的に売買を止めています。数分ごとに気配値を更新し、買い手と売り手が釣り合う水準を探します。

このとき注文を出しても、すぐには成立しません。 焦って成行注文を出すと、想定と大きく違う値段で成立することがあります。

もう一つ、初心者が誤解しやすい点があります。

「気配値が上がっている=株価が上がっている」ではありません。

取引開始前(8:00〜9:00)の気配値は、注文の入り具合で刻々と変わります。8時30分に高い気配が出ていても、9時の始値がそこになるとは限りません。注文は取り消せるためです。

実際、寄り付き直前に大量の注文が取り消され、気配が一気に変わることがあります。

対処は単純です。取引開始前の気配値を見て判断しないこと。 そして夜間や寄り付き前に成行注文を出さないことです。指値を使えば、想定外の値段で成立する事故は防げます。

関連する言葉

  • 板(いた) 買いたい人と売りたい人の注文が、値段ごとに並んでいる一覧表のこと。
  • スプレッド いちばん安い売り注文と、いちばん高い買い注文の差。買った瞬間から抱える見えない損。
  • 約定 売買が成立すること。注文を出した時点ではまだ成立していない。
  • 寄り付きと大引け 取引の始まりと終わりのこと。この2つの時間帯に売買が集中し、値動きも大きくなる。
最終更新
2026-09-16