株を学ぶ / チャート
デッドクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けること。下落のサインとされる。
ひとことで言うと
短い期間の平均線が、長い期間の平均線を上から下に割り込むことです。下落のサインとされます。
もう少しくわしく
終値75日線25日線
ゴールデンクロスのちょうど逆です。
上昇していた局面では、短期線が長期線の上にあります。株価が下がり始めると、反応の速い短期線が先に下を向き、やがて長期線を上から割り込みます。
「最近買った人の平均買値が、少し前に買った人の平均買値を下回った」状態です。直近で買った人たちが含み損を抱え始めている、と読めます。
実際の数字で見る
| 時点 | 25日線 | 75日線 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 1か月前 | 1,180円 | 1,090円 | 短期が上(上昇局面) |
| 2週間前 | 1,120円 | 1,105円 | 接近 |
| 今日 | 1,095円 | 1,102円 | デッドクロス発生 |
ここに注意
デッドクロスもまた、出た時点ではすでに下げています。
ゴールデンクロスと同じ理屈です。移動平均線は遅れて動くため、クロスを確認したときには底に近いということもあります。そこで慌てて売ると、直後に反発して悔しい思いをします。
「デッドクロスが出たから売る」も、「ゴールデンクロスが出たから買う」と同じくらい単純すぎる判断です。
売るかどうかを決めるのは、買ったときの根拠が崩れたかどうかです。
- 業績が悪化した → 売る理由になる
- 事業の前提が変わった → 売る理由になる
- 線が交差した → それだけでは理由にならない
ただし、あらかじめ「デッドクロスで手仕舞う」と決めて運用しているなら話は別です。事前に決めた規則に従うことと、サインを見て慌てることは、まったく違います。
この5年の日本株で、確かめてみた
25日線が75日線を上から下に抜けたのは14,630回(2,634銘柄)ありました。
約1か月後に市場全体を下回っていたのは48.4%。半分とほとんど変わりません。
抜けた時点で、株価はその前75営業日の最高値から、中央値で12.6%下がっていました。
20営業日以内に25日線が75日線を再び上に抜けた(だまし)のは、18.8%でした。
抜けた後、市場全体と比べてどうだったか
| 比べた時点 | 件数 | 市場全体を上回った割合 | 市場全体との差(中央値) |
|---|---|---|---|
| 約1か月後(20営業日) | 14,099件 | 51.6% | +0.2% |
| 約3か月後(60営業日) | 13,639件 | 51.5% | +0.5% |
年ごとに見ると
約1か月後で比べています。30件に満たない年は出していません。
| 起きた年 | 件数 | 市場全体を上回った割合 |
|---|---|---|
| 2022年 | 2,793件 | 54.0% |
| 2023年 | 2,935件 | 51.7% |
| 2024年 | 3,148件 | 51.7% |
| 2025年 | 2,861件 | 51.7% |
| 2026年 | 2,362件 | 48.4% |
数え方と、読むときの注意
- 定義は、このページの本文と同じです。都合のよい期間や条件に変えて数え直すことはしていません。
- 「市場全体」は、同じ日に始めた全銘柄の値動きの中央値です。相場全体が上がった時期なら、何をしても「上がった」になるため、それと比べています。
- 数えたのは、ふだんから売買されている銘柄だけです(前日までの25営業日の売買代金の平均が1億円以上。ETFなどは除く)。
- 途中で上場をやめた会社も、やめるまでの株価は含めています。直近60営業日に起きたものは、まだ結果が出ていないため数えていません。
- いちばん多く起きた日は2024年8月5日で、64件(全体の0.4%)でした。同じ日に一斉に起きたものは、件数ほど別々の結果ではありません。
- 比べる日に株価が無かったもの(上場廃止や売買停止など)が92件あり、結果が出ないため数えていません。
- 売買の手数料や税金は含めていません。過去5年の結果で、この先のことは分かりません。当サイトは、この結果を銘柄を選ぶ条件には使っていません。
関連する言葉
- ゴールデンクロス 短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けること。上昇のサインとされる。
- 移動平均線 過去一定期間の終値を平均してつないだ線。株価の方向をならして見るために使う。
- だまし 買いや売りのサインが出たのに、直後に反対方向へ動いてしまうこと。
- 損切り(ロスカット) 損が出ている株を売って、損失を確定させること。傷が広がる前に止める行為。
- 最終更新
- 2026-09-16