株を学ぶ / 相場の俗語
イナゴ
話題になった銘柄に短時間で群がり、急騰させてすぐ去っていく投資家たちのこと。
ひとことで言うと
話題の株に一斉に飛びついて、あっという間に去っていく人たちのことです。
もう少しくわしく
イナゴの大群は田畑に降り立ち、食い尽くすと次へ移っていきます。作物は荒らされたまま残ります。
株でも同じことが起きます。
株価塔のように立ち上がって崩れる形からこう呼ばれる
- SNSやニュースである銘柄が話題になる
- 短時間で買いが殺到し、株価が急騰する
- 高値で買った人が取り残される
- 話題が冷めると一斉に売られ、元の値段かそれ以下に戻る
最初に入った人は儲かり、最後に飛びついた人が損をするという構図になります。
「イナゴタワー」という言葉もあります。急騰してすぐ元に戻ったチャートが、細く高い塔のように見えることから来ています。
実際の数字で見る
典型的な値動きです。
| 時点 | 株価 |
|---|---|
| 話題になる前 | 800円 |
| 話題直後(1日目) | 1,200円 |
| 翌日の高値 | 1,600円 ← ここで買う人が多い |
| 3日後 | 1,000円 |
| 1週間後 | 820円 |
1,600円で買った人は、1週間で半分近くを失います。上がったのを見てから買うのでは遅いのです。
ここに注意
自分がイナゴになっていないかは、判断基準で分かります。
- 「なぜこの会社に投資するのか」を説明できるか
- 業績や財務を確認したか
- 上がっているという理由だけで買っていないか
説明できないなら、それは投資ではなく参加です。
そして厄介なのは、イナゴ相場は実際に儲かる人もいることです。うまく抜けた話だけがSNSに流れ、損した話は流れません。成功談だけを見て「自分もできる」と思うのが、最も危ない状態です。
当サイトの短期カテゴリで「5日間で15%以上上がった銘柄を除外」しているのは、この飛びつきを避けるためです。
関連する言葉
- 提灯(ちょうちん) 誰かの買いに乗って、後から追いかけて買うこと。灯りが消えると暗闇に取り残される。
- 高値掴み(たかねづかみ) 株価が一番高いところで買ってしまい、その後の下落に巻き込まれること。
- 狼狽売り(ろうばいうり) 株価の急落に慌てて、冷静な判断をせずに売ってしまうこと。
- 行ってこい 大きく上がった後、結局もとの値段まで戻ること。何も起きなかったのと同じ結果になる。
- 最終更新
- 2026-09-16