日足・週足・月足
ローソク足1本が何日分かの違い。期間を変えると、同じ値動きが別物に見える。
ひとことで言うと
ローソク足1本が「1日分」か「1週間分」か「1か月分」かの違いです。
もう少しくわしく
チャートの1本が表す期間を足(あし)と言います。
| 呼び名 | 1本が表す期間 | 主に見るもの |
|---|---|---|
| 5分足 | 5分 | 当日の細かい動き |
| 日足(ひあし) | 1日 | 数週間〜数か月の流れ |
| 週足(しゅうあし) | 1週間 | 1〜3年の流れ |
| 月足(つきあし) | 1か月 | 5〜20年の流れ |
同じ銘柄でも、足を変えるとまったく違う印象になります。
- 日足では激しく上下しているが、週足では緩やかに上昇している
- 週足では上昇しているが、月足では10年来の下落の途中
どれも同じ値動きです。見る期間が違うだけです。
実際の数字で見る
同じ銘柄を3つの足で見た場合です。
| 足 | 見える範囲 | その期間の変化 |
|---|---|---|
| 日足 | 直近3か月 | -8%(下がっている) |
| 週足 | 直近2年 | +34%(上がっている) |
| 月足 | 直近10年 | -52%(下がっている) |
3つとも正しい事実です。しかし受ける印象は正反対になります。
「この株は上がっていますか」という問いに、期間を決めずに答えることはできません。
ここに注意
足を選ぶということは、主張を選ぶことでもあります。
上の例で「この銘柄は好調です」と言いたければ週足を見せればよく、「危険です」と言いたければ月足を見せればよい。どちらも嘘ではありません。
SNSや記事でチャートを見たときは、必ず次を確認してください。
その図は、いつからいつまでを映しているか。
期間が書かれていないチャートは、都合の良い期間を選んでいる可能性があります。
もう一つ、実務的な指針があります。
自分の投資期間より、長い足で全体を見てください。
| 自分の保有期間 | 主に見る足 | あわせて見る足 |
|---|---|---|
| 数週間 | 日足 | 週足 |
| 数か月〜1年 | 週足 | 月足 |
| 数年 | 月足 | 月足の長期 |
理由は単純です。短い足だけを見ていると、大きな流れに逆らっていることに気づけません。
日足では上昇していても、月足で見れば10年来の下落トレンドの中の一時的な戻りかもしれません。その戻りに乗ろうとすることは、流れに逆らうことになります。
最後に、当サイトのデータについて書いておきます。
当サイトが表示している株価は、日次の終値です。 現時点では、期間を切り替えてチャートを見る機能は用意していません。
判断に使うのは主に財務データです。売上高や営業利益は四半期ごとに公表されるため、そもそも日足のような細かさを持ちません。 数か月から数年の時間軸で見るという方針と、扱っているデータの粒度は一致しています。
関連する言葉
- ローソク足 1日(または1週間など)の始値・終値・高値・安値を、1本の図形で表したもの。
- 移動平均線 過去一定期間の終値を平均してつないだ線。株価の方向をならして見るために使う。
- 移動平均線の期間の選び方 短い線は速いがよく騙され、長い線は騙されないが遅い。どちらかを選ぶしかない。
- トレンドライン 安値どうし、高値どうしを結んだ斜めの線。どの2点を選ぶかで傾きが変わる。
- 一目均衡表 5本の線と雲で流れを見る日本生まれの指標。雲だけが先の日付に描かれる。
- 最終更新
- 2026-09-18
- 訂正
- 2026-09-18 図の週足を、5日ぶんの終値の平均で描いていました。週足の終値はその週の最終日の終値であって、平均ではありません。日足・週足・月足を実際にまとめ直した図に差し替えました。