カブシルベ KABUSHIRUBE
株を学ぶ / チャート

日足・週足・月足

ローソク足1本が何日分かの違い。期間を変えると、同じ値動きが別物に見える。

ひとことで言うと

ローソク足1本が「1日分」か「1週間分」か「1か月分」かの違いです。

もう少しくわしく

日足・週足・月足同じ期間の同じ値動きを、1日・1週・1か月それぞれ1本にまとめて並べた図。 日足(120本) 週足(24本) 月足(6本)
3段とも同じ期間・同じ値動き。まとめる単位を変えると、見える形が変わる
同じ期間の同じ値動きを、1日・1週・1か月それぞれ1本にまとめたものです。まとめる単位を変えると、同じ値動きが別の形に見えます。説明のための模式図です。実在の銘柄・企業の数値ではありません。

チャートの1本が表す期間を足(あし)と言います。

呼び名 1本が表す期間 主に見るもの
5分足 5分 当日の細かい動き
日足(ひあし) 1日 数週間〜数か月の流れ
週足(しゅうあし) 1週間 1〜3年の流れ
月足(つきあし) 1か月 5〜20年の流れ

同じ銘柄でも、足を変えるとまったく違う印象になります。

  • 日足では激しく上下しているが、週足では緩やかに上昇している
  • 週足では上昇しているが、月足では10年来の下落の途中

どれも同じ値動きです。見る期間が違うだけです。

実際の数字で見る

同じ銘柄を3つの足で見た場合です。

足 見える範囲 その期間の変化
日足 直近3か月 -8%(下がっている)
週足 直近2年 +34%(上がっている)
月足 直近10年 -52%(下がっている)

3つとも正しい事実です。しかし受ける印象は正反対になります。

「この株は上がっていますか」という問いに、期間を決めずに答えることはできません。

ここに注意

足を選ぶということは、主張を選ぶことでもあります。

上の例で「この銘柄は好調です」と言いたければ週足を見せればよく、「危険です」と言いたければ月足を見せればよい。どちらも嘘ではありません。

SNSや記事でチャートを見たときは、必ず次を確認してください。

その図は、いつからいつまでを映しているか。

期間が書かれていないチャートは、都合の良い期間を選んでいる可能性があります。

もう一つ、実務的な指針があります。

自分の投資期間より、長い足で全体を見てください。

自分の保有期間 主に見る足 あわせて見る足
数週間 日足 週足
数か月〜1年 週足 月足
数年 月足 月足の長期

理由は単純です。短い足だけを見ていると、大きな流れに逆らっていることに気づけません。

日足では上昇していても、月足で見れば10年来の下落トレンドの中の一時的な戻りかもしれません。その戻りに乗ろうとすることは、流れに逆らうことになります。

最後に、当サイトのデータについて書いておきます。

当サイトが表示している株価は、日次の終値です。 現時点では、期間を切り替えてチャートを見る機能は用意していません。

判断に使うのは主に財務データです。売上高や営業利益は四半期ごとに公表されるため、そもそも日足のような細かさを持ちません。 数か月から数年の時間軸で見るという方針と、扱っているデータの粒度は一致しています。

関連する言葉

  • ローソク足 1日(または1週間など)の始値・終値・高値・安値を、1本の図形で表したもの。
  • 移動平均線 過去一定期間の終値を平均してつないだ線。株価の方向をならして見るために使う。
  • 移動平均線の期間の選び方 短い線は速いがよく騙され、長い線は騙されないが遅い。どちらかを選ぶしかない。
  • トレンドライン 安値どうし、高値どうしを結んだ斜めの線。どの2点を選ぶかで傾きが変わる。
  • 一目均衡表 5本の線と雲で流れを見る日本生まれの指標。雲だけが先の日付に描かれる。
最終更新
2026-09-18
訂正
2026-09-18 図の週足を、5日ぶんの終値の平均で描いていました。週足の終値はその週の最終日の終値であって、平均ではありません。日足・週足・月足を実際にまとめ直した図に差し替えました。