株を学ぶ / 売買の手法
信用取引
証券会社からお金や株を借りて売買する仕組み。手持ち以上の金額を動かせるが、損も拡大する。
ひとことで言うと
証券会社からお金を借りて、手持ち以上の株を買える仕組みです。儲けも損も大きくなります。
もう少しくわしく
30万円を証券会社に預けると、その約3倍の90万円分まで株を売買できます。差額は借りている状態です。
住宅ローンで家を買うのと似ています。頭金だけで、それ以上の資産を持てる。ただし借金には利息がつき、返済義務があります。
信用取引でできることは2つです。
- 信用買い:お金を借りて、手持ち以上の株を買う
- 空売り:株を借りて先に売り、あとで買い戻す(株価が下がると儲かる)
実際の数字で見る
30万円の資金で、90万円分の株を買った場合。
| 株価の動き | 現物取引(30万円分) | 信用取引(90万円分) |
|---|---|---|
| +10% | +3万円 | +9万円 |
| -10% | -3万円 | -9万円 |
| -30% | -9万円 | -27万円(資金のほぼ全額) |
利益が3倍になるということは、損も3倍になるということです。
ここに注意
信用取引は、初心者が手を出すべきものではありません。
理由は3つあります。
① 損が資金を超えることがある 現物取引なら、最悪でも買った株が0円になるだけです。信用取引では、預けた資金を失ったうえに、追加で支払いが必要になることがあります。
② 追証(おいしょう)がある 損が膨らんで担保が不足すると、証券会社から追加の入金を求められます。期限までに入れられなければ、持っている株を強制的に売られます。 一番安い場面で売らされることも珍しくありません。
③ 時間の制限がある 多くの信用取引には返済期限(6か月など)があります。「戻るまで待つ」ができません。 現物なら10年でも持てますが、信用では期限が来たら決済されます。
株で退場する人の多くが、信用取引で損を拡大させています。まずは現物取引で、自分の判断が当たるのかを確かめてください。
関連する言葉
- 空売り(からうり) 持っていない株を借りて先に売り、値下がりしたら買い戻して差額を得る手法。
- 追証(おいしょう) 信用取引で損が膨らみ担保が不足したとき、証券会社から追加の入金を求められること。
- 損切り(ロスカット) 損が出ている株を売って、損失を確定させること。傷が広がる前に止める行為。
- 退場(たいじょう) 資金を失い、株式投資そのものから撤退すること。
- 最終更新
- 2026-09-16